No Longer Human

音楽、サブカル、ラジオ等について、経営的・定量的な視点から書いていきます。

ガッチャマンクラウズが「あと一歩」な部分

前回ガッチャマンクラウズに関する記事を書いたところ、自分のブログとしてはかなり多くの反応をいただきました。
ありがとうございます。
いつもは反応なんて皆無のはずが。
ガッチャマンクラウズの話題性・注目度の高さを感じたところです。



さて、前回の記事で、「最終回を含め全体の内容は良かった」と書きました。
他のブログでも概ね好評価が多かったように思います。
ただ正直、100点中90点以上を取るアニメかというと、若干「うーん」と唸る部分もある。
上から目線で申し訳ないですが、点数的には80点、つまり「あと一歩でもっと面白くなった」という感があるなと。

そんなことを漠然と考えていたら、漫画家の今井哲也さんが「まさしく!」という内容をツイートしていたので、
まとめてみました。
以下togetter引用



テーマに若干の既出感
この今井さんのツイートにはいろいろ面白い内容があるわけですが、
一番共感したのは、「累とGALAXがあんまり凄くない」というところ。
決して否定するわけではないんですが、累とGALAXに関しては、
想定の範囲内というか、視聴者側の想像力の先をいっていないというか、そんな印象があります。
ここが「あと一歩」の要因です。

では何故そう思うのか。

前回の記事で、
GALAXには倫理観はいらない。
ゲーミフィケーションアーキテクチャといった概念を使って、GALAXが悪用されないように上手く誘導すればいい。
それさえできていれば、累はどんどんGALAXを解放したほうがいい。

といった内容を書いたわけですが、ゲーミフィケーションにしてもアーキテクチャにしても、
既に提唱されてから結構時間がたっている概念でもあります。

http://d.hatena.ne.jp/loki16185/20130929:前回の記事

ゲーミフィケーションは2010年代には注目されだしていたし、
濱野智史さんの「アーキテクチャの生態系」に至っては2008年に刊行されている。
この既に既出感があるところが「累とGALAXがあんまり凄くない」に繋がるところです。
他のブログで誰かが書いていましたが、東のエデンのエデンシステムなんかは、
もう少し想像力の先をいっている感があった。

このあたりが「あと一歩」かなと思ったところです。



中村健治監督はキュレーター
ただ、中村健治監督の作品っていままでもずっとそうなんですよね。
空中ブランコ」にしても「C」にしても、未来に対して新たな答えを掲示するというよりは、
現状おきていることをまとめて問題提起するという側面のほうが強い。
空中ブランコ」の精神病や「C」の金融といったテーマは、おそらく監督は一から勉強している中で作品をつくっている。
しかも毎回短い1クールにまとめている。
それを考えれば、やっぱり今回のガッチャマンも十分良い内容だったなとも思います。

ガッチャマンクラウズとは編集

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